自己顕示欲。
昔々、高校生だった私はブログをやっていた。
校則で禁止されていたから、鍵をつけて友達にしか見れないようにして。
なんとなく流行っていたから私もやってみよう、くらいの気持ちだったはずだ。
カリスマ高校生のような子達のブログを見て憧れていた記憶もうっすらある。
どんな内容を書いていたのか全く覚えていないけれど、きっとメンヘラなことをダラダラと書いていたのだろう。
飽きて更新しなくなったそのブログはどこへいったのだろう。消したのかさえ覚えていない。
なぜこのタイミングでブログを始めようと思ったかというと、自分の考えをまとめて書ける場所が欲しかったからだ。
今まで、そういった欲求はTwitter、Instagram、Facebookで満たしてきた。私はそれら全てに鍵をつけて、自由気ままに好きなことを書いてきた。
でも最近、それらを更新するのが怖くなった。
「私のことを、いったい誰が知りたいのだろう?」と思うようになったからだ。
鍵付きのSNSで何かを発信したら、それが届くのはもちろん、私をフォローしている人に限られる。
私はその人たちに何かを伝えたくて、私の日常を見せているのだろうか。
そうではないと思う。受け取る側のことを考えて更新したことなんて、ほとんどない。
それなのに、自己顕示欲にまみれた情報を流している自分に嫌気がさした。
受け取る側のことを考える必要はないとも思う。その人たちに何か影響を与えられると思っているようで、もはや自意識過剰だ。
それでも、1度気になってしまうと無視出来なくなるのが昔々からの私の性格だ。
自分が嫌いになるという、苦しい状態から解放される方法を考えた。
誰でも見られる、しかも長くまとまった文章を書けるブログが、今の私に1番合ったSNSの使い方だと思った。
更新頻度も内容も、何も気にせずに書いていこうと思う。
誰にも見てもらえないのは悲しいから、Twitterから飛べるようにした。
わざわざ私のホームを見て、このブログにアクセスして、そして記事を開く人がいるのだろうか。
もしいたら、何かの折に教えて欲しい。